MacBook Pro 13" Late 2016 を修理した

あけましておめでとうございます。地味に新年初投稿でした。

本当は毎月更新という密かな目的があったのですが、去年の10月に更新しなかったのがあり、半ばどうでもよくなってきてすっかり忘れてました。



さて、タイトルの通り17年の9月に買った MacBook Pro が壊れてしまいました。
お金がなかったので型落ちで公式ストアの整備品を買いました。
症状としては

・スリープから復帰すると再起動する
・USB( Type)-C のデータ通信ができず、充電のみになってしまった
メモリとかの読み書きが一切できない、ていうかデバイスごと認識しない
・(発生したのは1度のみだが)Wi-Fi ハードウェアがなしになってしまった

です。ただでさえ端子が少ない16年以降の MacBook Pro ですが、その USB Type-C が使えなくなってしまってはただの高級モバイルバッテリーです。
ちなみに全ポート死にました。

Wi-Fi ハードウェアなしについては一度のみ発生し、ハードウェア診断もかけて表示されたのですが、その後再起動したら治りました。


流石にこれが表示されたときはかなり焦りました。なにせ外部と通信できるものが Bluetooth しかなくなってしまったので。

こうなったらケータイも光学ドライブもカメラも何も認識できないので使い物になりません。

また、スリープ復帰後に再起動してる問題ですが、調べてみるとそこそこ同じ症状を見かけたので、省電力設定の変更、MVRAM/PRAM のリセット、SMC のリセット、macOS の上書き再インストール(アプリデータ等保持)すべてを試しましたが改善せずハードウェアの問題かなと思って自分で治すのは不可能だと判断しました。

天才酒場に行く

幸い空きがあったので Apple 表参道の Genius Bar を予約していってきました。

私は AppleCare+ に加入しておらず、なおかつ1年保証も切れていて57,240円でした。


Apple ID に送られてきた見積もりコピーです。
まあ問題については上に書いてあるのと同じですね。

基板丸ごと交換みたいですね。

1/28に店頭に行き、1/31のお昼には修理完了して店で受取可能のメールが来ていました(気づかなかった)

結果


参考程度に置いておきますね。
USB ポートの問題はロジックボード、再起動の問題は SSD の問題のようです。


あと約6万円のクリアファイルもいただきました。

本当なら年的にはもう3年前になるラップトップに6万円も払うのもバカバカしい気もしたのですが、かといって買い替えとなると20万近く飛びますし、一時的な出費がかさむのもありとりあえず修理して、19年モデルでも出たら買い換えようかなといったところです(バッテリーとかの経年劣化もあるだろうしね)

まあ本当の話をすると、実は修理やめてジャンクで売って修理代6万+差額で買い替えも考えていて、修理工場からの電話で修理キャンセルしようかなとも思っていたのですが、どうやら電話がかかってくるのは見積額より実際の修理費が高かった場合のみのようで勘違いしていました。(今考えると当たり前だよな)

この子にはもう少し頑張ってもらいたいな、と思っています。










故障の原因

ここからは僕の憶測が大いに含まれているため、事実かわかりません。おまけです。嘘の可能性もあります。繰り返しますがあくまでも憶測です。

実は、Type-C ポートが壊れた原因には思いあたりがあります。(自然故障だから無償修理ねとか言われたら言うつもりはなかったけど正規の金額払ってるし正直に言います)

Type-C を搭載した MacBook では USB PD での充電が可能で、この Pro 13” では最大60Wまで受け付けます。
また、そこまで大きな電力ではなくても一般的なモバイルバッテリーの12W(5V2.4A)も一応給電ではありますが受け付けてくれます。

これがかなり優秀で純正以外のサードパーティ製の充電器も使用可能になっています。

自宅には純正の61W電源、Xiaomi の45W電源、それと Anker の30W電源(A2014)x2 があります。

Anker PowerPort PD 30 A2014 は PSE 認証済で1つは単品購入したもの、もう1つは Anker PowerCore+ 26800 PD に付属していたものです。

単品購入の前者は2017年7月で SN は K47426E1、付属していた後者は2017/11月に購入し SN は K47234E1 です。

上のケーブル繋がってないほうが故障の疑いがある方(後者)

前者の方は正常に動くのですが、後者に関しては MacBook Pro に接続をすると不可解な挙動を示しました。
具体的には、

給電
しばらくすると充電になる
1,2分で充電/給電止まる(切断扱い)
また数分後に給電開始(初めに戻る)

といった感じです。
どう考えても挙動がおかしいのですが何を思ったのかしばらくつなげていたところ、気がついたら Type-C のデータ通信が死んでいました。

データ通信が死んだ状態でも Apple 61W充電器をつなげたときのシリアルナンバー等は表示することができました。

どうやら充電器側の安全回路が働いているのではないか、とのことですが、適切に Source 側が Sink 側に PDO を通知していれば設計された電力量以上を要求しないはずなので、なにが原因なのか調べたいのですが、私は Type-C アナライザといった高い計測機器を持っていないので調べようがない状況です。

確か、この故障の疑いがある充電器を MacBook Pro に接続していたところ、30W充電器と表示されていたはずです。

他の機器が壊れるのも怖いので故障の疑いがある充電器は使っていません。



いかがでしたか?
結論としては、Anker のモバイルバッテリーに付属していた充電器を疑いところですが、確認のしようがないのでなんとも…といったところです。

まあある程度有名なサードパーティ製 USB PD 充電器でも壊れる可能性は捨てきれないので純正品が最強ってことですね。
まあそんなことしたらせっかくの共通で使える USB PD の意味がなくなるのでサードパーティ製使いますけどね。


2019/02/10追記

このブログを公開したところ以下の情報を Twitter でいただきました。@hnpn914 さん、ありがとうございます。


どうやら嫌な予感がしていた Anker の充電器が悪さをしているようです。
確かに不良個体で充電をしているときに、本体がけっこう発熱していたのを覚えています。
詳しく解説してくださったのでもうこれ以上書くことがないのですが、ひとまず Anker に問い合わせます。確か1年の保証付きだったはずですが製品に製造上の欠陥がある可能性が高いので何かしらのアクションを求めたいです。
本音を言うと修理代出せや、なんですが流石にそんな事も言えないので良品との交換等になるんですかねぇ…。

ということで、最近はあまり問題ないかもしれませんが Anker 製とはいえ10ナン万するラップトップを破壊される可能性もあるよ、ということですね。
USB PD の充電器選びには気をつけましょう。

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